改訂新版 世界大百科事典 「オルデンベルク」の意味・わかりやすい解説
オルデンベルク
Hermann Oldenberg
生没年:1854-1920
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ドイツのインド学者、仏教学者。ハンブルク生まれ。1889年キール大学教授、1908年ゲッティンゲン大学教授となった。インド学ではとくにベーダに関する言語学的、文献学的研究に優れ、仏教学ではパーリ律蔵(りつぞう)などの校訂出版をはじめ、仏陀(ぶっだ)(釈迦(しゃか))の生涯、教理、教団に関する歴史的研究に大きな貢献をした。主著に『ビナヤ・ピタカ(律蔵)』5巻(1879~1883)、『仏陀――その生涯・教説・教団』(1881)、『ベーダの宗教』(1894)、『リグ・ベーダ』(1909)、『ウパニシャッドの教説と仏教の起源』(1915)がある。没後、『オルデンベルク小論文集』が1967年に出版された。
[藤田宏達 2017年4月18日]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報