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原始仏教 げんしぶっきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

原始仏教
げんしぶっきょう

後代に展開した部派仏教大乗仏教に対して,未分化の初期の仏教をいう。あるいはまた,釈尊およびその直弟子の仏教の思想信仰に対する呼称に限ることもある。

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デジタル大辞泉の解説

げんし‐ぶっきょう〔‐ブツケウ〕【原始仏教】

釈迦の在世時代から直弟子たちの時代までの仏教。各部派に分裂する以前の、初期の仏教。

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大辞林 第三版の解説

げんしぶっきょう【原始仏教】

初期のインド仏教。釈迦の開教から部派の分裂が始まる前までの仏教。ほぼ釈迦の教えがそのまま遵奉されていたとみなされる。根本仏教。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原始仏教
げんしぶっきょう

ゴータマ・ブッダ(釈迦(しゃか))時代からアショカ王(在位前268~前232)ごろまでの仏教。初期仏教ともいう。ブッダの年代論に約100年の差をもつ2説があるため、それは約150年間とも、約250年間とも数えられる。原始仏教資料といわれるものは新旧さまざまなものからなり、すべてを仏説に帰することはできないが、仏滅直後のいわゆる第一結集(けつじゅう)において仏説の中核が確認、編集され、それが口伝(くでん)の間に増広や付加や再編集などを経て、やがていわゆる五部四阿含(あごん)の経蔵と律蔵が成立する。厳密な意味での仏説はすべてこのなかに収められて、それ以外にはない。それ以前に九部経、十二部経があったと推察されるが、名称のみ残っていて実質は現存しない。この時代はほぼ仏説をそのまま遵奉して、教団の結束を固め、しだいに中インド一帯から全インドに拡大したが、そのなかにやがて保守と進歩の2派の分裂がおこり、仏教は次の部派仏教へと進んだ。[三枝充悳]

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世界大百科事典内の原始仏教の言及

【初期仏教】より

…釈迦によって創始され,彼の滅後直弟子たちが発展させた初期の仏教をいう。通常用いられる原始仏教という時代区分より,やや狭義のニュアンスがあるように思われる。 釈迦の時代のインドは,鉄器の利用により農産物が豊富になり富裕な商工業者が現れ,社会は爛熟し,旧来のベーダ,ウパニシャッドに基づくバラモン教に疑問をもつ自由思想家が多く輩出し,釈迦もその中の一人であった。…

【仏教】より

…また,部派ごとに教理の研究(アビダルマ)を競ったのでアビダルマ仏教ともいう。これに対し,分裂以前を初期仏教あるいは原始仏教と呼んでいる。おもな部派としては,上座部の系統で北インドに勢力のあった説一切有部(略称有部),化地部(けじぶ),法蔵部など,西インドに勢力をもった犢子部(とくしぶ)などがあり,有部からさらに経量部(きようりようぶ)が分出した。…

※「原始仏教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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