デジタル大辞泉
「オーエンスタンリー山脈」の意味・読み・例文・類語
オーエンスタンリー‐さんみゃく【オーエンスタンリー山脈】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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改訂新版 世界大百科事典
「オーエンスタンリー山脈」の意味・わかりやすい解説
オーエン・スタンリー[山脈]
Owen Stanley Range
パプア・ニューギニア南東の半島部を北西より南東に走り,首都ポート・モレスビーの背後にそびえる急峻な山脈。中新世の造山運動によりできたとされ,西はニューギニア中央高地へ,東はしだいに高度を減じルイジエード諸島へとそれぞれ連なる。最高峰はビクトリア山(4073m)で,このほかにもアルバート・エドワード山をはじめ3000~4000m級の雪を頂く高峰をもつ。
執筆者:石井 真夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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オーエン・スタンリー山脈
おーえんすたんりーさんみゃく
Owen Stanley Range
パプア・ニューギニア、ニューギニア島南東部に、西北西から東南東に延びる山脈。長さ約350キロメートルで、大半が標高1200メートル以上である。最高峰はビクトリア山(4036メートル)。山脈名は1849年、沿岸探検中にこの山脈を望見したイギリス人探検家に由来する。1889年イギリス人マグレガーが初めてこの山脈を横断し、ビクトリア山に登頂した。第二次世界大戦中の1942年(昭和17)日本軍がポート・モレスビー攻略のため、ココダ山道を通ってこの山脈を越え、ポート・モレスビーまで48キロメートルの地点に達したが、補給難と連合軍の反撃により退却した。
[谷内 達]
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