デジタル大辞泉
「オープンアカウント」の意味・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「オープンアカウント」の意味・読み・例文・類語
オープン‐アカウント
- 〘 名詞 〙 ( [英語] open account ) 協定国間の貿易を取引ごとに現金決済せず、たんに貸借額を記帳し、定期的に残額を現金決済する清算勘定。オープン勘定。
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オープン・アカウント
おーぷんあかうんと
open account
2国間の支払い協定に基づいて開設された清算勘定。2国間で貿易その他の取引により生じた債権・債務を取引のつど現金で決済せずに、当事国の中央銀行に設けたこの勘定に記帳しておき、毎年定期的に清算し、最終尻(じり)だけを現金決済する仕組みである。勘定を一定時期まで締めないで、オープンにしたままであるところからこうよばれた。第二次世界大戦前から世界的に流行し、日本でも戦後はドルおよびポンド決済以外の多くの国々との間で実施され、ドル地域、ポンド地域と区別してオープン・アカウント地域とよんだ。この方法は現金節約の利点があるので、外貨準備の乏しい国々の間で盛んであったが、双務主義の弊害があるので、貿易・為替(かわせ)の自由化に伴い廃止された。
[土屋六郎]
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「オープンアカウント」の意味・わかりやすい解説
オープン・アカウント
清算勘定。オープン勘定とも。当事国間の協定により,相互の貿易取引をそのつど決済せず,定期的に貸借尻(じり)だけを現金決済する方式。協定貿易でおもに用いられる。第2次大戦後,日本は多国と協定していた。外貨不足の時代には好都合であるが,IMFはこれを認めない方針で,現在は日本との間でこの方式をとっている国はない。
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