お富与三郎(読み)オトミヨサブロウ

デジタル大辞泉 「お富与三郎」の意味・読み・例文・類語

おとみ‐よさぶろう〔‐ヨサブラウ〕【お富与三郎】

歌舞伎狂言与話情浮名横櫛よわなさけうきなのよこぐし」およびその影響を受けた諸作品の登場人物博徒赤間源左衛門の妾お富と、小間物商伊豆屋の若旦那与三郎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「お富与三郎」の意味・読み・例文・類語

おとみよさぶろうおとみヨサブラウ【お富与三郎】

  1. 歌舞伎脚本「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の通称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お富与三郎」の解説

お富・与三郎 おとみ・よさぶろう

講談,歌舞伎などの登場人物。
与三郎は小間物屋の若旦那(だんな)。博徒の妾(めかけ)のお富との密会を知られ全身切り傷負い,お富は海にとびこむ。3年後無頼漢となった与三郎は源氏店(げんじだな)で,死んだはずのお富と再会する。長唄家元4代芳村伊三郎の情痴事件をもとに脚色された。歌舞伎の「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)(切られ与三)」で有名。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「お富与三郎」の解説

お富与三郎
(通称)
おとみ よさぶろう

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
与話情浮名横櫛 など
初演
嘉永6.3(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「お富与三郎」の意味・わかりやすい解説

お富与三郎
おとみよさぶろう

与話情浮名横櫛

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android