カネシュ(その他表記)Kanesh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カネシュ」の意味・わかりやすい解説

カネシュ
Kanesh

カッパドキアカイセリの北 20kmに位置する古代都市。現トルコキュルテペ (→キュルテペ遺跡 ) 。 1925年チェコのアッシリア学者 B.フロズニーによって多く粘土板 (カッパドキア文書) が発見された。 48年発掘が再開され,さらに前 2000年代の粘土板文書数千枚が発見され,この時期にすでにインド=ヨーロッパ語族のヒッタイト人がこの地域に定住し,土着アナトリア人と同化しつつあったことが明らかになった。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「カネシュ」の解説

カネシュ
Kanesh

トルコ,カッパドキア地方の古代都市。現在のキュルテペ。前20~前19世紀メソポタミアの商品(織物,錫(すず))とアナトリアの物資(銀)を交換するアッシリア商人の基地(カールム)があった。のちのヒッタイト発祥の地。

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