日本大百科全書(ニッポニカ) 「カミニート」の意味・わかりやすい解説 カミニートかみにーとCaminito アルゼンチン・タンゴの古典的名曲。題名はスペイン語で「小道」の意。作詞は歌手でもあったグビアン・コリア・ペニャローサ、作曲はフアン・デ・ディオス・フィリベルト(1885―1964)。1923年のタンゴ・コンクールのためにつくられ、同年のカーニバルを通じて流行した。かつて恋人とともに歩いた小道へ、いまは1人で別れを告げに訪れた心境が、叙情的なメロディにのせて歌われる。[永田文夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例