カミニート(読み)カミニート(英語表記)Caminito

デジタル大辞泉 「カミニート」の意味・読み・例文・類語

カミニート(Caminito)

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある通りスペイン語で「小道」を意味する。市街南東部のボカ地区に位置する。1950年代より、キンケラ=マルティンという画家によってパステルカラーで塗られた家々があることで有名。

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世界の観光地名がわかる事典 「カミニート」の解説

カミニート【カミニート】
Caminito

アルゼンチンのブエノスアイレスにある通り。ブエノスアイレスの港町、ボカに位置する。◇家々の壁やテラス屋根原色で大胆に塗り分けられているこの独特の一角は、フィリベルト作のタンゴ名曲「カミニート」を記念して、彼の親友であるボカ生まれの画家、キンケラ・マルティンによって造られた。週末になると多くの画家の卵たちが作品を持って集まり、ミニ美術館のようになる。また、路上では大道芸人がタンゴの調べにのって踊っている。◇「カミニート」は「小径」という意味。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カミニート」の意味・わかりやすい解説

カミニート
かみにーと
Caminito

アルゼンチン・タンゴの古典的名曲。題名はスペイン語で「小道」の意。作詞歌手でもあったグビアン・コリア・ペニャローサ、作曲はフアン・デ・ディオス・フィリベルト(1885―1964)。1923年のタンゴ・コンクールのためにつくられ、同年のカーニバルを通じて流行した。かつて恋人とともに歩いた小道へ、いまは1人で別れを告げに訪れた心境が、叙情的なメロディにのせて歌われる。

[永田文夫]

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