ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カリアス」の意味・わかりやすい解説
カリアス
Kallias
[没]前289以後
古代ギリシアの歴史家。シチリア島シラクサの僭主アガトクレスの宮廷に侍し,『アガトクレス治世史』 Ta peri Agathoklea (22巻) を著述。断片が現存する。彼はアガトクレスに好意的な記述をしているので,賄賂を受けたと疑われているが,非難をした古代ローマの歴史家ディオドロス・シケロスはアガトクレスの敵の資料によっているので必ずしも正しくない。
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