カリアス(その他表記)Kallias

改訂新版 世界大百科事典 「カリアス」の意味・わかりやすい解説

カリアス
Kallias
生没年:前520ころ-前446ころ

アテナイの名門貴族出身の政治家。父はヒッポニコス1世,妻はキモンの妹エルピニケ。同時代の最富裕者の一人で,そのあだ名〈穴倉成金〉から,致富源は銀山経営にあったと思われる。オリュンピアの戦車競技で3度優勝,マラトンの戦で功を立てた。ペルシア戦争を終わらせ,ペルシア・ギリシア間の勢力範囲を定めた〈カリアスの和約〉(前449)の締結者として有名であるが,この条約の存在については古代から疑問視する学者もいる。外交的手腕はスパルタとの〈三十年和約〉(前446)やレギオン,レオンティノイとの同盟条約締結においても発揮された。
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関連語 古川

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カリアス」の意味・わかりやすい解説

カリアス
Kallias

[生]?
[没]前289以後
古代ギリシアの歴史家。シチリア島シラクサの僭主アガトクレスの宮廷に侍し,『アガトクレス治世史』 Ta peri Agathoklea (22巻) を著述。断片が現存する。彼はアガトクレスに好意的な記述をしているので,賄賂を受けたと疑われているが,非難をした古代ローマの歴史家ディオドロス・シケロスはアガトクレスの敵の資料によっているので必ずしも正しくない。

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