ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルル・アウグスト」の意味・わかりやすい解説
カルル・アウグスト
Karl August
[没]1828.6.14. トルガウ近郊グラーディッツ
ザクセン=ワイマール=アイゼナハ公 (在位 1758~1815) 。ウィーン会議後大公 (在位 15~28) 。啓蒙的君主として,ゲーテを大臣に任じた人として有名。その宮廷には,シラー,ヘルダーらが招かれ,イェナ大学を創設。 1792年プロシアの将軍としてライン地方に従軍,1806年ナポレオン1世と戦ったが,ライン同盟に加入。 13年ライプチヒの戦い後はロシア軍を助けてベルギーに入り,ウィーン会議後領土を増し,15年大公となった。 16年憲法を制定し,自由主義的君主として知られた。
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