20世紀西洋人名事典 「カールシュテルンハイム」の解説
カール シュテルンハイム
Carl Sternheim
1878 - 1942
ドイツの劇作家,小説家。
ライプツィヒ生まれ。
銀行家の家に生まれ、大学では哲学、心理学を学ぶ。モリエールの影響を受けた表現主義文学の代表者の一人である。辛辣な社会風刺と個人主義の擁護を主題とした喜劇が多く、1911年「ペティコート」の初演で注目を浴びる。「ブルジョアの英雄的生活より」という統一タイトルを付して発表した「金庫」「ブルジョア・シッペル」「俗物」等の喜劇では市民階級の俗物根性が笑いの対象である。他に「20世紀初期の年代記」(’18年)等の小説がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報