ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャナン」の意味・わかりやすい解説
キャナン
Cannan, Edwin
[没]1935.4.8. ボーンマス
イギリスの経済学者。オックスフォード大学に学び,1897年ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの経済学講師,1907年同教授,26年に引退。彼の経済理論への貢献は貨幣理論,人口統計学など多岐にわたるが,基本的には古典派的で,当時の正統であるマーシャルには批判的であった。主著『生産と分配に関する学説史』 History of the Theories of Production and Distribution1776-1848 (1893) ,『イギリスにおける地方税の歴史』 History of Local Rates in England (1912) 。その他『国富論』の綿密な校訂版 (キャナン版,1904) の公刊でも著名。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報