20世紀西洋人名事典 「ギゼルハークレーベ」の解説
ギゼルハー クレーベ
Gieselher Klebe
1925.6.28 -
ドイツの作曲家。
北西ドイツ音楽院教師。
マンハイム生まれ。
1941年にベルリン音楽院に入り、ピアノ、ヴァイオリンを学び、戦後復員して、’46〜51年にハルーファー、ブラッハーに師事し12音技法を学ぶ。’49年に「2台のピアノのためのソナタ」によって注目を集め、各種現代音楽祭を通して認められるようになる。ポスト・ヴェーベルン風の音列作法を基礎とした独自の作風を示し、楽譜に多くの感情指示標語を記入し、体系的な技法を用いながら劇的表現を達成している特色がある。代表作に「42の弦楽器のための交響曲第一番」(’51年)、オペラ「Die Räuber」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報