20世紀西洋人名事典 「ギュスタブカーン」の解説
ギュスタブ カーン
Gustave Khan
1859 - 1936
フランスの詩人。
1886年雑誌「ラ・ヴォーグ」、「サンボリスト」を創刊。久しく忘れられていたランボーの諸作品を掲載。1887年詩集「漂う宮殿」を発表、序文の中で自由詩の理論を提唱、象徴派を宣言、韻律を重んずる伝統的な詩形からの解放を目指す。刊行した詩集は,「絵本」(1887年)など5冊。のちに小説、評論を手がけ、1895年「狂人王」、1902年「サンボリストとデカダン」、’26年「ファンタン・ラトゥール」など。その他フラゴナールらの伝記などを著す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報