クネイトラ(その他表記)al-Qunayṭira

デジタル大辞泉 「クネイトラ」の意味・読み・例文・類語

クネイトラ(Quneitra)

シリア南西部の都市レバノンイスラエルとの国境に近いゴラン高原谷間に位置する。第三次中東戦争、第四次中東戦争におけるイスラエル軍との戦いにより廃墟となった。現在は国際連合監視による非武装地帯となっている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 木村

改訂新版 世界大百科事典 「クネイトラ」の意味・わかりやすい解説

クネイトラ
al-Qunayṭira

シリア南西部にある同名県の中心市。東には小さな平野が広がり北から南東に走るジャージ・ワーディーが境界をなす。クネイトラはローマ帝国支配下に入りこの地域の総督駐屯地となった。19世紀後半になって古代の町への定住が行われた。1967年には人口2万9000を数えたが,第3次中東戦争後イスラエルの下に入り人口は激減し,74年にシリアへ戻った。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android