クラビネット

音楽用語ダス 「クラビネット」の解説

クラビネット [clavinet]

1960年代の初期に作られた電気楽器一種鍵盤を弾くことで楽器内部に張られた鉄弦をはじき、その振動をピック・アップで拾って電気振動変換アンプで増幅してスピーカーから音を出す。実際に弦をはじいて音を出すという点で、電気的に音を合成するシンセサイザーのような電子楽器とは原理的に区別される。同様の発音機構をもつアコースティック楽器のハープシコードに似た歯切れのよい音で、主にロックでリズミックなバッキングに多用された。ステージでのライブ・パフォーマンス用に適した小型のモデルは、5オクターブ半ほどの音域をもつ。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む