クリスティアンスン(その他表記)Kristiansund

デジタル大辞泉 「クリスティアンスン」の意味・読み・例文・類語

クリスティアンスン(Kristiansund)

ノルウェー西部の都市。主に三つの島で構成され、港湾をもつ。同国有数のトロール漁業基地木材、魚の加工品を輸出する。同国最古の歌劇場がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリスティアンスン」の意味・わかりやすい解説

クリスティアンスン
Kristiansund

ノルウェー中部,メーレオロムスダール県,西部沿岸の港湾都市。3つの小島から成る。前 8000年のフォスナ文化までさかのぼると推定される遺跡がある。 1742年市制。 18世紀に漁業の監督者として来住したスコットランド人の後裔が多い。第2次世界大戦でドイツ軍の爆撃によって大きな被害を受けたが,完全に復興し,ノルウェー有数のトロール漁業基地となっている。木材,魚の輸出港。南のクリスティアンサンとまぎらわしいので,郵便などでは便宜上,Kristiansund N,Kristiansand Sと略字を付して区別している。人口1万 7121 (1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリスティアンスン」の意味・わかりやすい解説

クリスティアンスン
くりすてぃあんすん
Kristiansund

ノルウェー西海岸、トロンヘイム西方約150キロメートルにある町。人口1万7030(2002)。橋やフェリーで連絡された三つの小島に立地した港町で、トロール漁業の基地としてノルウェーの指導的地位にある。水揚げされた魚を乾燥塩蔵、あるいは冷凍し、輸出している。第二次世界大戦中、ドイツ軍の基地となったため爆撃を受けた。

[竹内清文]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android