ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリスティアン3世」の意味・わかりやすい解説
クリスティアン3世
クリスティアンさんせい
Christian III
[没]1559.1.1. コルディング
デンマーク=ノルウェー連合王国の王 (在位 1534~59) 。フレデリック1世の子。自国および属領全土に新教の布教を決め,特にデンマークの新教化 (ルター派) に全力を尽し,新教教会との強い結びつきのもとに絶対王政を確立した。アイスランドにおいても 15年間にわたって改宗を推進。エーレスンド海峡を閉鎖してネーデルラント経済に打撃を与え,神聖ローマ皇帝カルル5世との戦争を有利に展開し,シュパイエルの条約によって,恒久的な和解に達した (42~44) 。
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