ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルゲテ」の意味・わかりやすい解説
ベルゲテ
Berruguete, Pedro
[没]1503/1504. アビラ
スペインの画家。彫刻家 A.ベルゲテの父。 1477年にイタリアに行き,L.シニョレリとともにウルビノ公の図書館の装飾をし,82年に帰国。トレド,アビラで活躍した。代表作品として『聖トマス祭壇画』 (1499~1503,アビラ,聖トマス修道院) ,『異端者を裁く聖ドミニコ』 (03頃,プラド美術館) などがある。
ベルゲテ
Berruguete, Alonso
[没]1561.9. トレド
16世紀スペインの彫刻家,画家,建築家。画家 P.ベルゲテの息子。 1504年イタリアへおもむき,フィレンツェで制作。初期マニエリスムの影響を受けた。 17年に帰国してカルロス5世の宮廷画家となる。作品はサラマンカのアイルランド学院の祭壇 (1529~31) ,トレド大聖堂の聖歌隊席浮彫 (39~43) 。 59年貴族に列せられた。
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