出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…ポルトガル(人口約1000万)およびブラジル(人口約1億2700万)の国語として両国(ポルトガルの領有するアゾレス諸島,マデイラ諸島を含む)で行われているほか,近年ポルトガルから独立したアフリカのアンゴラ,モザンビーク,カボベルデ,ギニア・ビサウ,サントーメ・プリンシペにおいても,ポルトガル語は公用語としての地位を保っている。また,15世紀以降のポルトガルの海外発展を背景に,アジアやアフリカの各地で現地語との接触を通じて形成されたポルトガル語系のクレオール語が,一部の地域(スリランカ,澳門(マカオ),カボベルデ,ギニア・ビサウなど)で今日もなお使用されている。なお,中世のガリシア・ポルトガル語(後述)から分化したガリシア語Galicianは,ポルトガルの北に位置するスペインのガリシア地方に約200万人の話し手を有している。…
…正式名称=モーリシャス共和国Republic of Mauritius面積=2040km2人口(1996)=114万人首都=ポート・ルイスPort Louis(日本との時差=-5時間)主要言語=クレオール語,ヒンディー語,英語(公用語)通貨=モーリシャス・ルピーMauritius Rupeeマダガスカル島の東方約800km,インド洋上のほぼ南緯20゜,東経57゜30′にあるモーリシャス島(面積1865km2)を主島とし,東方,東経63゜30′のロドリゲス島Rodrigues Island(面積109km2。人口約3万),北方,南緯10゜付近のアガレガ諸島などの小島(計71km2)をあわせた独立国。…
…一方,近代以降におけるロマンス語諸国の海外発展を背景に,ポルトガル語がブラジルに,スペイン語がブラジルを除く中南米諸国に,フランス語がカナダの一部に根を下ろすなどしてロマニアの領域が著しく拡大したこと,また日常語としての使用のほか,フランス語やスペイン語などのロマンス語が今日,政治,経済,文化の各分野で国際共通語として重きをなしていることは周知の通りである。さらに,ポルトガル語やフランス語を基盤にして形成されたいくつものクレオール語が世界中に広く分布していることも注目される。
[歴史]
さて,ロマンス語の源がラテン語にあることはすでに記したが,そのロマンス語の出発点にあたるラテン語は,古典ラテン語に代表される高度に洗練された書き言葉ではなく,ローマ人またローマ化された人々が日常の話し言葉として用いる,いわゆる〈俗ラテン語Vulgar Latin〉であった。…
※「クレオール語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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