デジタル大辞泉
「クレームドカカオ」の意味・読み・例文・類語
クレーム‐ド‐カカオ(〈フランス〉crème de cacao)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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百科事典マイペディア
「クレームドカカオ」の意味・わかりやすい解説
クレーム・ド・カカオ
ブランデーやキルシュなどのスピリッツにカカオを配したリキュール。チョコレートを溶かしたような味わいで,チョコレート・リキュールとも。カカオの種子であるカカオ豆を焙煎し,スピリッツに浸けて蒸留して無色透明の液を作る。別に,スピリッツに砕いたカカオ豆を浸漬して色と香りのついた液を作り,両者をブレンドしてバニラなどの香りと色素,シロップを加えて製品にする。無色の原液にバニラやシロップを加えたホワイトカカオもある。いずれもカクテルの素材としてよく利用される。主産地はフランス。なおクレーム・ド・……というのは糖分の割合が1l当り250g以上で,クリームのようにどろりとした酒につけられ,甘みが強い。最近は糖分やアルコールを控え,クリームを加えたまろやかなカカオ・リキュールも出回っている。
→関連項目アレキサンダー
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内のクレームドカカオの言及
【リキュール】より
…(3)クレーム系 クレームcrémeの語は,フランスでは高級品のリキュールをいったが,現在では糖分が多く,クリームのようにどろりとしたリキュールに冠することが多い。ブランデーまたはキルシュにカカオその他を配したクレーム・ド・カカオ,コーヒーの香味のあるクレーム・ド・モカなどのコーヒーリキュール,スミレの花の色と香りをもつクレーム・ド・ビヨレ,ハッカの味のするクレーム・ド・マント(ペパーミント)などのほか,パイナップルやバナナなどのトロピカルフルーツを使うもの,あるいはクレーム・ド・ペコーなどのように紅茶を使ったものもある。いずれもアルコール分25~30%,糖分40~50%できわめて甘く,カクテルに多用される。…
※「クレームドカカオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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