日本大百科全書(ニッポニカ) 「クールブイヨン」の意味・わかりやすい解説 クールブイヨンくーるぶいよんcourt-bouillon フランス語 魚類をゆでるとき用いられる煮汁のことである。水にタマネギ、ニンジン、セロリ、パセリの茎などの芳香野菜と、タイム、セージ、ゲッケイジュの葉などの香味草に、食塩、酢を加えて煮立てた汁に、魚のあら、骨などを入れ、蓋(ふた)をしないで一度煮立てて透明につくる。とくに魚類は味が逃げやすいので、魚のうまみを逃がさないようにゆでることがたいせつ。使用法は、第一に魚をゆでるため、またスープ用だし汁としても使う。魚料理にかけるソースに、牛乳とあわせて使われ、ワインなども風味のために用いられる。[小林文子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「クールブイヨン」の解説 クールブイヨン【court-bouillon(フランス)】 西洋料理で用いる、主に魚介類をゆでるための煮汁。水・白ワイン・香味野菜・香辛料などを煮立てたもの。ゆでたあと、ソースやスープに用いることもある。用いる魚によって様々な種類がある。◇「短時間で煮たブイヨン」という意。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報