精選版 日本国語大辞典 「グラチアヌス」の意味・読み・例文・類語 グラチアヌス ( Gratianus ) イタリアの教会法学者。カマルドリ会士。教会法を独立の学問として、他の神学部門から区別して研究。著に「グラチアヌス教令集」。一一六〇年頃没。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラチアヌス」の意味・わかりやすい解説 グラチアヌスGratianus, Flavius [生]359. シルミウム[没]383.8.25. ルグドゥヌムローマ皇帝 (在位 367~383) 。 375年まで父ウァレンチニアヌス1世と共治。詩人 D.アウソニウス,著述家 Q.シンマクスらの薫陶を受けた。父帝の死後西方を弟ウァレンチニアヌス2世と統治,穏健な政治を行なった。キリスト教を保護して,異教を弾圧し,元老院から勝利の女神像を除去,保守的なローマ人を怒らせた。 383年ブリタニアでマグヌス・マクシムスが帝位を僭称したため,ガリアにおもむき,乱の鎮圧中殺された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by