普及版 字通 「ケイ・いばら・むち」の読み・字形・画数・意味
10画
(異体字)
10画
[字訓] いばら・むち
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は刑(けい)。〔説文〕一下に「楚木なり」、林部六上の楚字条に「叢木、一名、なり」とあって、楚・を互訓する。棘をいう。金文に「楚」を連称するが、そのの字形は、人の手足に械(かせ)を加えた形にしるされており、それに井(けい)声を加える。棘のとの同異は確かめがたい。楚の地の古称であった。
[訓義]
1. いばら、うばら、棘。
2. むち、しもと、かせ。
3. 刑と通じ、刑治を加える、罪する。
4. 妻を謙して妻という。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 語抄に云ふ、奈万衣乃岐(なまえのき)〔名義抄〕 ウバラ 〔立〕 ナマエノキ・オドロ・ウバラ・サルトリ・ヨモギ・カリヤス
[熟語]
夷▶・▶・関▶・杞▶・棘▶・玉▶・呉▶・釵▶・妻▶・柴▶・室▶・榛▶・楚▶・桃▶・璞▶・蛮▶・扉▶・布▶・璧▶・門▶
[下接語]
黄・柴・小・榛・楚・叢・笞・繁・負・・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報