普及版 字通 「ケイ・いましめる」の読み・字形・画数・意味
15画
[字訓] いましめる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(敬)(けい)。は(けい)と攴(ぼく)とに従い、は羌人と祝の器((さい))。これを殴(う)って神意を責めめることをという。のちが神意を恭敬する意となって、戒の義のが作られた。〔説文〕八上に「戒むるなり」とするが、戒は兵器を以て守る意。は神意を動かして守る意である。〔書、大禹〕に「吁(ああ)戒めよや。無(むぐ)(未然のとき)に戒せよ」のように、同義に用いる。
[訓義]
1. いましめる、神意をおそれいましめる。
2. 敬・・警と同声。義において通ずるところがある。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツツシム・イマシム・イヤシム
[語系]
・・(警)・・(驚)kiengは同声。驚は馬の驚く意、神異のことに(おどろ)くことをいう。
[熟語]
畏▶・戒▶・急▶・懼▶・▶・▶・省▶・切▶・息▶・動▶・導▶・備▶・蹕▶・報▶・励▶
[下接語]
恩・交・申・勅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報