ケンチャヤシ(読み)けんちゃやし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケンチャヤシ」の意味・わかりやすい解説

ケンチャヤシ
Howea; sentry palm

ヤシ科ハウエア (ケンチャヤシ) 属の総称で,オーストラリア東岸のロードハウ島に,ケンチャヤシ H.belmoreanaヒロハケンチャヤシ H.forsterianaの2種が分布する。かつてケンティア Kentiaの属名が用いられたことから,ケンチャヤシの和名がある。いずれも単幹で雌雄同株。ケンチャヤシは高さ7~8mになり,幹の基部が肥大する。幹に葉痕環状に残る。長さ3~5mの羽状葉は,優美にしなる。ヒロハケンチャヤシは高さ 12m以上になり,幹の基部は肥大しない。羽状葉は長さ約 3mで,ほとんど垂れ下がらない。小葉の幅はケンチャヤシより広い。2種とも鉢栽培されたものが流通する。強光を当てると葉焼けを起すので,半日陰で育てる。冬期は室内で,最低7℃以上に保つ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケンチャヤシ」の意味・わかりやすい解説

ケンチャヤシ
けんちゃやし

ホエア

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