ロードハウ島(読み)ロードハウトウ

デジタル大辞泉 「ロードハウ島」の意味・読み・例文・類語

ロードハウ‐とう〔‐タウ〕【ロードハウ島】

Lord Howe Islandオーストラリアニュージーランドの間のタスマン海にある島。オーストラリア領でニューサウスウェールズ州に属する。本土シドニーより、北東約700キロメートルに位置する。深い湾内には珊瑚礁さんごしょう干潟が広がり、森林に覆われる。洋島生物相をもち、絶滅危機に瀕するロードハウクイナをはじめ、多くの固有種が生息する。1982年、ボールズピラミッドなどの周辺島々とともに「ロードハウ島群」の名称で世界遺産(自然遺産)に登録された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロードハウ島」の意味・わかりやすい解説

ロードハウ島
ロードハウとう
Lord Howe Island

オーストラリア,ニューサウスウェールズ州に属する火山島。シドニーの北東 700kmのタスマン海にあり,行政上シドニーの一部となっている。 1788年の発見以来,入植や捕鯨基地の歴史をもつが,現在は主として観光依存。周辺には世界最南端のサンゴ礁が広がり,貴重な鳥類の生息地として,1982年世界遺産の自然遺産に登録。面積 8km2人口 371 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロードハウ島」の意味・わかりやすい解説

ロード・ハウ島
ろーどはうとう
Lord Howe Island

南太平洋、タスマン海にある火山島。オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州に属する。シドニーの北東約700キロメートルにあり、面積17平方キロメートル、人口401(2001)。西側にサンゴ礁があり、サンゴ礁の南限。独特の植生がみられる。経済的には観光に依存している。1788年に「発見」され、1834年入植。島名はイギリス海軍提督名に由来

[谷内 達]

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