日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゲラート」の意味・わかりやすい解説 ゲラートげらーとChristian Fürchtegott Gellert(1715―1769) ドイツの文学者。ザクセンのハイニヒェン生まれ。1751年からライプツィヒ大学の修辞、倫理、詩学の教授を務める。作品は、啓蒙(けいもう)主義的教訓性の強い寓話(ぐうわ)集、イギリス感傷文学の流れをくむ小説『スウェーデンのG伯爵夫人の生涯』(1746)、敬虔(けいけん)な叙情性あふれる賛美歌集など、多方面にわたる。しかし注目すべき業績は『書簡文範』(1751)による新しい文体の提唱で、若き日のゲーテにも影響を与えた。[新保弼彬] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲラート」の意味・わかりやすい解説 ゲラートGellert, Christian Fürchtegott [生]1715.7.4. ハインヘン[没]1769.12.13. ライプチヒドイツの詩人。ライプチヒ大学教授。当時の感傷過多の文学に対して素朴な作風で対抗した。広く民衆に愛され,ゲーテも称賛した。ブレーメン寄与派の代表者。主著『寓話と物語』 Fabeln und Erzählungen (1746~48) ,『宗教的頌歌』 Geistliche Oden und Lieder (57) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by