頌歌(読み)しょうか

精選版 日本国語大辞典 「頌歌」の意味・読み・例文・類語

しょう‐か【頌歌】

〘名〙 (「しょうが」とも)
① ほめたたえてうたうこと。仏教や人の功徳功績などを礼讚してうたうこと。また、その歌。
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)二「頌歌(セウガ)は聞もわけられず」 〔宋書‐謝霊運伝〕
② 神の栄光をほめたたえる歌。
新体詩抄(1882)グレー氏墳上感懐の詩〈矢田部良吉訳〉「あたりまばゆき屋の内に 頌歌の声に合すなる」

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デジタル大辞泉 「頌歌」の意味・読み・例文・類語

しょう‐か【×頌歌】

ほめたたえる歌。賛歌
オード

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普及版 字通 「頌歌」の読み・字形・画数・意味

【頌歌】しようか

徳をたたえる歌。唐・宋〔三月三日、百官の為に賜宴を謝する表〕欣の聲、兆に浹(あまね)く、銜感(かんかん)の至り、歌に形(あら)はる。

字通「頌」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頌歌」の意味・わかりやすい解説

頌歌
しょうか
ode

古代ギリシアやローマで栄え,ルネサンス以降,それを模して作られた一定詩形のほめ歌。また,同種の詩につけられたカンタータ風の声楽曲。例として,パーセル,ヘンデルらの『聖セシリア祝日の頌歌』があげられる。

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改訂新版 世界大百科事典 「頌歌」の意味・わかりやすい解説

頌歌 (しょうか)

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世界大百科事典(旧版)内の頌歌の言及

【オード】より

…今日一般に〈頌歌(しようか)〉に相当すると解されている詩の一ジャンルで,古代ギリシア語aoidē(あるいはōdē)に由来し,その原意は〈歌〉である。古くはホメロス叙事詩も抒情詩や劇作中に含まれている合唱詩なども,等しくこの名で呼ばれ,喜びの歌も哀愁の歌もその呼称に含まれている。…

※「頌歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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