普及版 字通 「コ・したがう」の読み・字形・画数・意味
11画
[字訓] したがう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(戸)(こ)。〔説文〕六下に夏の同姓にしてに封ぜられた有氏のこととするが、従の意のある字である。〔公羊伝、宣十二年〕に「」の語があり、養馬の意。(雇)が神前で鳥占(とりうら)を行うことを示す字であることからいえば、も養・服従に関する何らかの儀礼を示す字であろうと思われる。古文の字形はに作り、山を拝する形に作る。・の字形の示す形義は、なお明らかでないところがある。
[訓義]
1. したがう、まもる、とどめる。
2. こうむる、おびる。
3. ひろい、大きい。
4. ゆるい、はびこる。
5. 雇と通じ、やとう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 セシム・カフリ・トリコ・ヒラク・ココ 〔字鏡集〕 アヒシタガフ・トドム・キル・ヨル・トリコ・アタ・ハタカル・カフル・アクガル・タヨリ・モル・ヒラク・セシム・ココ
[熟語]
衛▶・駕▶・業▶・▶・行▶・侍▶・従▶・膳▶・帯▶・蹕▶・冶▶・養▶・隷▶・輦▶・魯▶・楼▶
[下接語]
甘・修・桑・陪・跋・狼
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報