ころ銭(読み)コロゼニ

精選版 日本国語大辞典 「ころ銭」の意味・読み・例文・類語

ころ‐せん【ころ銭】

  1. 〘 名詞 〙 中世日本流通市場で、欠損がひどく、極端に小形になった粗悪な銭貨一説に、洪武銭(こうぶせん)の異称。撰銭(えりぜに・えりせん)対象として排斥された。ほろ。ころ。ころぜに。
    1. [初出の実例]「ながされてゐるはあはれや薩摩がた 鐘のゆつぼへ入るころ銭〈重頼〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む