コンコルディア(その他表記)Concordia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンコルディア」の意味・わかりやすい解説

コンコルディア
Concordia

アルゼンチン北東部,エントレリオス州北東部の都市。首都ブエノスアイレスの北約 350km,ウルグアイ川西岸に位置する河港都市で,同川をはさんでウルグアイのサルトと相対する。 1832年建設。同州の主要な商工業中心地で,なめし皮,製材製粉精米などの工業が立地する。港は穀物柑橘類などの積出港であるとともに,ウルグアイ川上流部へ向う小型船への貨物積替港となっている。競馬場,ゴルフ場などの行楽施設があり,川では魚釣りなどが楽しめるため観光客も多い。州内各地と鉄道,道路で結ばれる。人口 13万 8905 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンコルディア」の意味・わかりやすい解説

コンコルディア
こんこるでぃあ
Concordia

インド北部、カラコルム山脈のほぼ中央部、北から南へ流れるゴドウィン・オースティン氷河が、東西に流れるバルトロ氷河(延長58キロメートル)と合流する地点。標高4600メートル。パリコンコルド広場にあやかって、イギリスの登山家マーティン・コンウェーによって名づけられたという。コンコルディアとはギリシア神話の「平和の女神」のこと。ここからぐるりとK2をはじめとする8000メートル峰が視界に入り、さながら円形劇場をしのばせる。

[金子史朗]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android