コーパス・クリスティ(読み)こーぱすくりすてぃ(英語表記)Corpus Christi

翻訳|Corpus Christi

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーパス・クリスティ」の意味・わかりやすい解説

コーパス・クリスティ
こーぱすくりすてぃ
Corpus Christi

アメリカ合衆国、テキサス州南部の港湾・保養都市。人口27万7454(2000)。ニュー・エセス湾の入口にあるコーパス・クリスティ湾に面し、メキシコ湾との間にはマスタング島がある。石油天然ガス地帯にあり、石油精製、化学、食品加工、アルミニウムなどの工場がある。おもな輸出品は綿花、石油、穀物、化学製品である。この地方の温暖な気候海水浴場および釣りなどの施設により、有名な観光・保養都市でもある。1839年に交易所が建設され、19世紀の終わりに鉄道が敷設されると、ウシヒツジの移出港として発展した。1913年には近くで天然ガスが発見され、26年にはマスタング島を通る水路が開設されて、工業・港湾都市となった。コーパス・クリスティ大学、デル・マー大学の所在地でもある。

[菅野峰明]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コーパス・クリスティ」の意味・わかりやすい解説

コーパスクリスティ
Corpus Christi

アメリカ合衆国,テキサス州南部の都市。コーパスクリスティ湾にのぞむ。 1838年まではスペインの統治下で牧場が経営されたが,その年に L.キニーが交易所を設置し,その後開拓者による交易,農牧場経営などが行われた。 1923年天然ガスが,39年油田が発見され,それ以後石油化学工業都市として発展。アルミニウム,ガラス,海産物加工などの工業も立地。温暖な気候と肥沃な土壌に恵まれ,農業,水産業,観光も盛ん。港は穀物,綿花,鉱石などの積出港であり,海軍基地にもなっている。人口 30万5215(2010)。

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