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ごすいでん

世界大百科事典 第2版の解説

ごすいでん

説経節の曲名。佐渡七太夫正本で刊行年代は不詳。熊野権現の本縁を説く語り物は中世以来盛んに流布されたが,これは浄瑠璃風に六段に構成している。帝の寵愛一身に受けたごすいでん(五翠殿)女御は,胎内に子を宿すが嫉妬に狂う后たちの讒言(ざんげん)にあって山中で斬られる。首のない骸(むくろ)から乳を出して,生まれた王子を養育するごすいでんの母性は感動的で,大地の生命力を現し,また,成長した王子が后たちに向かって女人成仏の説教を説くなど女性と熊野の深い因縁を暗示する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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