日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴルムド」の意味・わかりやすい解説 ゴルムドごるむど / 格爾木 中国、青海(せいかい)省中部、海西(かいせい)モンゴル族チベット族自治州南部の副地級市。常住人口21万5213(2010)。チャイダム盆地の南縁にあり、ゴルムド河が市を北流しチャルハン塩湖群に注ぐ。青蔵鉄道(西寧(せいねい)―ラサ)や青蔵、青新などの自動車道が通り、中国西北と西南を結ぶ拠点である。市中心部より西に約12キロメートル離れた砂漠のなかにゴルムド空港がある。水力発電所を基礎に機械、皮革工業などが発展している。石油産業や草木灰生産も盛ん。[駒井正一・編集部 2017年4月18日][参照項目] | チャイダム盆地 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ゴルムド」の意味・わかりやすい解説 ゴルムド (格爾木)Golmud 中国,青海省中部の市。人口8万(1994)。海西モンゴル(蒙古)・チベット(蔵)族自治州直轄。チャイダム(柴達木)盆地の南縁にあり,1954年青蔵自動車道の通過後発展した新しい工業都市。古代は羌(きよう)の地域であり,4世紀には吐谷渾(とよくこん)が支配した。元の紙幣,中書省の印などが出土しており,チベット方面への重要な交通地点であった。1960年市が成立,65年県になったが,80年甘森草場をあわせ,再び市に昇格した。執筆者:駒井 正一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by