20世紀西洋人名事典 「サムイルマルシャーク」の解説
サムイル マルシャーク
Samuil Yakovlevich Marshak
1887.11.3 - 1964.7.4
ソ連の詩人,劇作家,児童文学者,翻訳家。
ボロネジ生まれ。
作家M.イリインの兄。ゴーリキーに招かれてヤルタの中学に学ぶ。1907年より文学活動に入る。’12〜14年ロンドン大学に留学。第一次大戦中は戦災孤児の救援活動に従事。’20年施設「子どもの町」を創設し、その劇場上演のために児童劇を執筆。’43年ソビエト児童劇の代表作「森は生きている」でスターリン賞を受賞。作品は説得力に富み、広く世界の子供たちに愛されている。’42年、’46年、’49年、’51年スターリン賞、’63年にはレーニン賞受賞。又、シェークスピアの訳者としても知られる。他の作品に、「しずかなおはなし」(’56年)自伝「人生のはじめ」(’60年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報