サモア語(読み)さもあご

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サモア語」の意味・わかりやすい解説

サモア語
さもあご

サモア諸島アメリカ領サモアサモア、約20万人)で使用されるポリネシア諸言語の一つ。母音はa, e, i, o, u、子音はf, g(ng[ŋ]と発音), l, m, n, p, s, t(日常語では[k]と発音), v,‘(声門閉鎖音[ʔ])、外来語としてh, k, r。音節は母音一つまたは子音+母音。接尾辞、小詞に富む。基本語順は動詞+主語+目的語(O lo‘o‘a‘ai Malia ma Ioane i fa‘i.マリアとヨハネがバナナを食べている)。またmataiとよばれる、高い身分の人に対して用いられる敬語がある。

杉田 洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サモア語」の意味・わかりやすい解説

サモア語
サモアご
Samoan language

サモア諸島の先住民の言語。話し手約 20万人。オーストロネシア語族ポリネシア語派に属する。サモアの国語になっている。

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