サランボー(その他表記)Salammbô

精選版 日本国語大辞典 「サランボー」の意味・読み・例文・類語

サランボー

  1. ( 原題[フランス語] Salambô ) 長編歴史小説。フロベール作。一八六二年成立。一八四九~五一年にかけての近東旅行の手記もとに、第一次ポエニ戦争直後の、カルタゴ共和国で反乱を起こした傭兵総帥マトーと、カルタゴ軍総帥アミルカルの娘サランボーとの、宿命的な愛を描く。大正二年(一九一三)に生田長江翻訳が刊行され、その文体横光利一の「日輪」に影響を与えた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む