20世紀西洋人名事典 「サリット・T.」の解説
サリット・T.
Sarit Thanarat
1908.6.16 - 1963.12.8
タイの軍人,政治家。
元・タイ首相。
バンコク生まれ。
陸軍士官学校[’28年]卒。
1949年の王宮反乱鎮圧で頭角をあらわし、’56年若くして元師に昇進。’57年革命団を組織しクーデターを決行し国軍最高司令官となり、’59年から’63年まで首相を務め、独裁体制を確立した。家父長政治を復活させる一方で、経済的には外資導入による工業化を推進。また地方開発や教育改革にも力をいれた。約5年間の政治指導でタイ社会を大きく変え、サリット改革と呼ぶ人もいる。’56年来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報