サントロペ(読み)さんとろぺ(その他表記)Saint-Tropez

デジタル大辞泉 「サントロペ」の意味・読み・例文・類語

サン‐トロペ(Saint-Tropez)

フランス南部、バール県にある地中海に面する港町。19世紀末より海岸保養地として発展ポール=シニャックピエール=ボナールアンリ=マチスら、数多くの画家が訪れたことでも知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サントロペ」の意味・わかりやすい解説

サン・トロペ
さんとろぺ
Saint-Tropez

フランス南東部、バール県の小都市。人口5444(1999)。背後にモール山地を控え、コート・ダジュールサン・トロペ湾に臨む海水浴場として発達し、保養地として人気を集めている。ニースカンヌに遅れて19世紀末から発展し、シニャックマチスボナールら、画家が多く来訪した。また小さい漁港もある。15世紀から17世紀までは独立した共和国であった。

[青木伸好]

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改訂新版 世界大百科事典 「サントロペ」の意味・わかりやすい解説

サン・トロペ
Saint-Tropez

フランス南部のバール県,コート・ダジュールの都市。人口6300(1985)。西にモール山地を控え,温暖な気候と風光明美な港で有名。ローマ時代から沿岸航行の中継地として栄えた。保養地としては鉄道の不備のためニースやカンヌより遅れて19世紀末から脚光を浴びた。シニャック,マティス,コレットらの文人・画家でにぎわった。ブリジッド・バルドー,カラヤンら著名人の別荘が多い。冬は閑散とするが,夏はバカンス客でにぎわう。
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