現代外国人名録2016 「ザックデ・ラ・ロッチャ」の解説
ザック デ・ラ・ロッチャ
Zack de la Rocha
- 職業・肩書
- ロック歌手
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1970年
- 出身地
- カリフォルニア州ロサンゼルス
- 別名
- 通称=Zack(ザック)
- グループ名
- グループ名=レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン〈Rage Against The Machine〉
- 受賞
- グラミー賞(ハードロック賞,第43回)〔2001年〕
- 経歴
- 父はチカーノ壁画家、母は反戦活動家。ネイティブアメリカンの血を引き、ロサンゼルスの貧民街で育つ。1991年トム・モレロ(ギター)、ティム・コマーフォード(ベース)、ブラッド・ウィルク(ドラムス)と4人組ロックバンド、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを結成し、ボーカルを担当。’92年アルバム「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」でデビュー。ラップのリズムとロックを融合したミクスチャーロックのサウンドに、急進的左翼思想に影響を受けた強烈な反体制メッセージをぶつけ、一躍注目される存在となる。また歌詞規制、黒人問題、コソボ問題などの社会問題にも精力的に取り組む。’96年リリースのセカンドアルバム「イーヴィル・エンパイア」は世界6ケ国のチャートで1位を獲得。’97年フジ・ロック・フェスティバルに出演するため初来日。’99年サードアルバム「バトル・オブ・ロサンゼルス」を発表、同作からのシングル「スリープ・ナウ・イン・ザ・ファイヤー」はマイケル・ムーア監督によりプロモーションビデオ(PV)が制作されるが、ニューヨーク証券取引所前でゲリラ的に撮影を敢行したためムーアと共に警察に連行された。2000年単独の来日公演を行うが、直後にバンドから脱退。以後はソロで活動を行うが、2007年オーディオスレイヴを結成して活動していたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの元メンバーと合流し、同バンドを再結成させた。2009年末、毎年クリスマスの全英シングルチャート1位を同国の人気テレビ番組「Xファクター」の優勝者が獲得することに嫌気が差したある夫婦が、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの代表曲「キリング・イン・ザ・ネーム」をチャート1位にするキャンペーンを開始。同曲は見事にチャート1位を獲得したことから、バンド側は収益をチャリティーに寄付する一方、キャンペーンの成功祝いとしてロンドンで無料コンサートを行うことを約束。2010年フィンズベリー・パークで無料コンサートを開催し、約8万人を動員した。2015年にはコンサートの模様を収めたDVD「ライヴ・アット・フィンズベリー・パーク」をリリース。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報