ザーポトツキー(読み)ざーぽとつきー(その他表記)Antonín Zápotocký

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ザーポトツキー」の意味・わかりやすい解説

ザーポトツキー
ざーぽとつきー
Antonín Zápotocký
(1884―1957)

チェコスロバキア政治家。クラドノ地方出身。石工の出。1921年の共産党創設に参加し中央委員となり、1925~1938年には同党所属の国会議員として活躍した。ナチス・ドイツ支配中ザクセンハウゼンの収容所に入れられた。1945年に統一労組議長となり、1948年6月に首相就任スターリン主義路線を遂行した。1953年のゴットワルト死後大統領に就任した。

木戸 蓊]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザーポトツキー」の意味・わかりやすい解説

ザーポトツキー
Zápotocký, Antonín

[生]1884.12.12. クラドノ,ザーコラニー
[没]1957.11.13. プラハ
チェコスロバキアの政治家。労働者出身。父の影響で,早くから社会主義運動に従事。 1921年チェコスロバキア共産党の創立とともに中央委員。 25年国会議員。 39年ナチスドイツのゲシュタポによって強制収容所に送られたが連合軍によって解放され,45~50年労働組合中央評議会議長,国会議員。 48年6月首相,共産党政治局員。 53年 K.ゴットワルトの跡を継いで大統領に就任。

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百科事典マイペディア 「ザーポトツキー」の意味・わかりやすい解説

ザーポトツキー

チェコスロバキアの政治家。労働者出身で早く社会民主党左派に属した。1921年チェコスロバキア共産党創立に参加,中央委員,書記長となって労働組合を指導。第2次大戦中一時ドイツ官憲に捕らえられた。戦後1948年首相,1953年―1957年大統領。ジャーナリスト,作家としても知られる。

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