シェラン(その他表記)Kielland, Alexander

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェラン」の意味・わかりやすい解説

シェラン
Kielland, Alexander

[生]1849.2.18. スタバンゲル
[没]1906.4.6. ベルゲン
ノルウェーの小説家。富裕な商家に生れ,大学では法律を学んだ。卒業後は長らく煉瓦工場を経営したが,パリで会ったビョルンソンにすすめられて作家生活に入り,『短編集』 Novelletter (1879) を出して一躍認められた。以後『ガルマン・ウォルセ』 Garman & Worse (80) ,『労働者』 Arbeidsfolk (81) ,『ウォルセ船長』 Skipper Worse (82) ,『毒』 Gift (82) などの社会の腐敗と欠陥をえぐる小説を発表,特に官僚主義と聖職者階級を攻撃した。晩年は故郷スタバンゲル市の市長やメレ県知事になって社会改革に努めたが,現実と理想との矛盾に苦しんで厭世的になり,筆を折った。

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百科事典マイペディア 「シェラン」の意味・わかりやすい解説

シェラン[島]【シェラン】

デンマーク最大の島(グリーンランドを除く)。エーアソン海峡をはさんでスウェーデンと対する。低平な波状地形をなし,湖が多く海岸は出入に富む。近郊農業酪農が盛ん。北東岸に首都コペンハーゲンがある。北東岸にあるクロンボー城ハムレット物語の城として知られる。7014km2
→関連項目クロンボー城デンマーク

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