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近郊農業 きんこうのうぎょう suburban agriculture

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

近郊農業
きんこうのうぎょう
suburban agriculture

大都市の近辺で商品生産を目的として蔬菜,花卉,果樹,養鶏,酪農などを集約的に営む農業。都市の消費市場に直接つながるもので,鮮度が要求される作物がほとんどである。栽培方法も温室やビニルハウスなどを利用した促成栽培抑制栽培行われる

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デジタル大辞泉の解説

きんこう‐のうぎょう〔キンカウノウゲフ〕【近郊農業】

都市の近郊で行われる農業。都市生活と密接に結びつき、野菜・花卉(かき)・植木・鶏卵などの小規模・集約的農業が多い。

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百科事典マイペディアの解説

近郊農業【きんこうのうぎょう】

大都市の近郊で行われる農業。この地帯は都市の商品・労働・土地市場の直接的影響下にあって地価・労賃等が高く,それに対応する農業は野菜,花卉(かき),果樹の栽培や養鶏,養豚,市乳酪農などを主とし,促成栽培抑制栽培などが多く行われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

きんこうのうぎょう【近郊農業】

都市に近接する地域の農業,すなわち正確には都市近郊農業をいう。近年の都市の急速な拡大に伴って,都市の中では農業が点在する形がみられるが,最近は,これをとくに都市農業として,近郊農業と区別している。近郊農業に対して都市の遠隔地の農業を遠郊農業ということがあるが,一般にはあまり使われていない。農業立地論をはじめて体系化したチューネン(1783‐1850)は,都市からの距離によって,自由式,林業,輪栽式,穀草式,三圃式,牧畜といった農業経営方式が順次に立地することを述べたが,ここでの自由式が近郊農業の原型といってよい。

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大辞林 第三版の解説

きんこうのうぎょう【近郊農業】

都市の近郊で行われる農業。消費地との近さを生かして野菜・花卉かきなどが集約的に栽培される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

近郊農業
きんこうのうぎょう

都市の近郊で行われる農業をいう。この地域は、既成市街地からみると、都市拡大の予定地として、また農村側からみると後退地としての位置づけがなされる。都市に近接していることから、地代、地価、労賃などが高く、生産財の購入市場および農産物の販売市場には近いという立地条件にあり、これらの条件を有利に活用したり、またはこれらの条件に規制された生産部門の選択、技術と経営方法を採用した形態の農業が営まれる。したがって近郊農業では、消費者に鮮度が要求される腐敗しやすい農産物や、価格のわりに重量が大きく輸送費が割高となるような農産物の生産が中心となる。例としては、軟弱な葉菜類、高級生鮮蔬菜(そさい)、花卉(かき)、果実、牛乳、鶏卵、そして植木、芝などがあげられる。また、農業経営としては、高地価・高地代に対処するため高度集約的な経営が行われる。すなわち、露地栽培では、限られた面積の土地を有効に利用する多毛作の採用、温室、ビニルハウスなどの利用による促成栽培や抑制栽培などの採用、購入飼料による多頭・多羽飼養畜産などである。農産物の出荷・販売では、自家の運搬手段によって市場へ出荷したり、消費者、小売商などへ直接販売したりする。また、市場における端境期をねらって有利な条件で出荷・販売することも試みられている。
 しかし、1980年代に入ってからは交通運輸・情報手段の発達によって近郊農業と遠隔地農業の差は縮まってきている。また、都市に近接している地域では容易に就職できることから通勤兼業農家が急速に増えてきており、土地価格の騰貴を期待して、土地を資産的に保持したり、農外用途に向けることによって農外収入への依存を高め、農業は粗放的にしか営まない農家が生み出されることもあった。[西村博行]
『宮出秀雄著『都市近郊農業論』(1950・実業之日本社) ▽渡辺善次郎著『近代日本都市近郊農業史』(1991・論創社) ▽西村博行編著『先進国の都市化地域における緑・農地』(1994・富民協会)』

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