シュ

普及版 字通 「シュ」の読み・字形・画数・意味


17画

[字音] シュ

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は須(しゅ)。〔説文五上に「(こうしゅ)戴(ふたい)のなり」とあり、ものを負戴するときに用いる格木で、「(くそう)」の類である。金文では祭器の名に用い、その自名の器には「以て稻粱を(い)る」というものが多い。字形は盤水に須(ひげ)を洗う形であり、本来は洗面沐髪のための盥盤(かんばん)であったのであろう。金文に祭器として用いるほか、用例はない。

[訓義]
1. 祭の器、黍稷(しよしよく)を盛(い)れて供える祭器。
2. 字形からいえば、盥盤の形で洗顔・沐髪の器。
3. 頭上に戴き、その上に物を載せてはこぶ。「」の類。

[下接語]
(こうしゅ)くそうの類


11画

[字音] シュ

[字形] 形声
声符は朱(しゅ)。辰砂丹砂の類。赤色顔料とし、朱墨を作る。鉱物質であるので、減色しない。

[訓義]
1. しゅ、朱。
2. 砂。

[熟語]


【呰】しゆ

弱くおこたる。〔史記、貨殖伝〕(楚・越の地)地熱くして饒(おほ)く、饉の患無し。故を以て呰偸生す。積聚無くして、多し。

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【嗜】しゆ

おもねる。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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