ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ショアズル公」の意味・わかりやすい解説
ショアズル公
ショアズルこう
Choiseul, Étienne-François, Duc de
[没]1785.5.8. パリ
フランスの外交家。 1753年バチカン,次いで 57年ウィーンの駐在大使となった。 58~61年外相に就任。フランス,オーストリアの同盟関係を強化し,また 61年スペインと「第3次一族協約」を締結。陸相と海相をつとめ,七年戦争後のフランスを巧みに再編成した。ロレーヌやコルシカ島がフランスに併合されたのはショアズルの力によるところ大とされる。内政面では『百科全書』の刊行に尽力し,またイエズス会を解散させた (1762) 。 70年国王ルイ 15世によりシャントルーに追放された。
ショアズル公
ショアズルこう
Choiseul, César, Duc de
[没]1675
フランスの軍人,元帥。ルイ 13世および 14世時代の廷臣。フロンドの乱に際してはルイ 14世の母后で摂政のアンヌ・ドートリッシュや宰相 J.マザランに終始忠誠を尽した。
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