しらさぎ染(読み)しらさぎぞめ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「しらさぎ染」の解説

しらさぎ染[染織]
しらさぎぞめ

近畿地方、兵庫県の地域ブランド。
姫路市で製作されている。播州地方の藍染の歴史は古く奈良時代から飾磨褐染として有名だったという。羽柴秀吉が1577(天正5)年に播磨を平定した際、織田信長に献上したとも伝えられる。江戸時代には、姫路藩が藍の製造を奨励し、藍染物の生産が最盛期を迎えた。その後、明治時代に途絶えた。1969(昭和44)年、伝統の藍染め基調に播磨のシンボル姫路城(白鷺城)を図柄に取り入れ、しらさぎ染として復活。兵庫県伝統的工芸品

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「しらさぎ染」の解説

しらさぎ染

兵庫県姫路市で生産される工芸品。同地は古くから藍染が盛んで、奈良時代には名を知られていた。江戸時代に最盛期を迎えたが明治時代に衰退。1969年に姫路城を図柄に取り入れ復活。名称は姫路城の異称、白鷺城から。兵庫県伝統的工芸品。

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