改訂新版 世界大百科事典 「シワス」の意味・わかりやすい解説 シワスSivas トルコ中部,アナトリア北東部にある都市。同名県の県都。人口26万(2003)。歴史は古くその起源は紀元前のヒッタイト時代にさかのぼり,ギリシア語ではセバステイアSebasteiaと呼ばれた。カイセリやエルズルムを結ぶ鉄道の要衝で,アンカラとの間に空路の便もある。農産物の集散地で,同時にセメント,タイル,精粉,じゅうたんの生産も行われる。ケマル・アタチュルクが1919年9月にトルコの独立のために祖国解放運動を呼びかけた会議を開いた場所として有名である。執筆者:長場 紘 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「シワス」の意味・わかりやすい解説 シワス トルコ北部,クズル・ウルマク川河岸にある都市。標高1270mにあり,気候は健康的。綿布や毛織物を産する。交通の要地で各地と鉄道で連絡。13世紀,ルーム・セルジューク朝により建設された学校は小アジアのイスラム芸術の面影をよく残している。31万2587人(2012)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by