日本大百科全書(ニッポニカ) 「シワリク丘陵」の意味・わかりやすい解説 シワリク丘陵しわりくきゅうりょうSiwalik Hills インド北西部、ヒマラヤ山脈とガンジス平野の間にある丘陵。外ヒマラヤともよばれ、北西から東に弧状にヒマラヤ山脈の南麓(なんろく)を約2500キロメートルにわたって縁どる。平均高度約600メートル、幅10~50キロメートル。新第三紀以降のヒマラヤ山脈の急激な上昇によって生産された、シワリク層とよばれる粗粒の河成の堆積(たいせき)物よりなり、多量の大型動物化石を産出することで知られる。丘陵中にはドゥーンとよばれる構造性の縦谷が発達する所がある。[中田 高] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例