現代外国人名録2016 「ジャックロゲ」の解説
ジャック ロゲ
Jacques Rogge
- 職業・肩書
- 国際オリンピック委員会(IOC)名誉会長
- 国籍
- ベルギー
- 生年月日
- 1942年5月2日
- 出生地
- ヘント
- 学位
- 医学博士
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章〔2011年〕
- 受賞
- FIFA会長賞〔2013年〕
- 経歴
- ヨット選手として、1968年メキシコ五輪、’72年ミュンヘン五輪、’76年モントリオール五輪に出場。ラグビーでもベルギー代表選手。’89〜92年ベルギー・オリンピック委員会会長。’89年〜2001年欧州オリンピック委員会(EOC)会長。’91年国際オリンピック委員会(IOC)委員に選出、’98年理事に就任。また、’95年〜2000年シドニー五輪調停委員長、1998年〜2004年アテネ五輪調整委員長を務める。2001年7月第8代IOC会長に就任。就任後初の五輪となった2002年のソルトレークシティ五輪では商業的な成功を収めたものの、招致スキャンダルに始まり、ショートトラック判定問題、ドーピング(薬物使用)事件などの不祥事や混乱が相次ぐ。特に大きな話題となったフィギュア不正採点問題では、ペア2位のカナダ組にも金メダルを与える異例の措置を取り、抗議ラッシュを招く一因になった。2008年北京五輪開催。2009年10月IOC会長に再選。2010年バンクーバー五輪、2012年ロンドン五輪を開催。2013年9月ブエノスアイレスでのIOC総会で20年夏季五輪開催都市を東京と発表した。同月IOC会長を退任。名誉会長となる。ドーピングの撲滅に力を注ぎ、五輪のスリム化・脱政治化を目指した。整形外科医でもある。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語の5ケ国語に堪能。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報