ジャン・ピエールリシャール(その他表記)Jean-Pierre Richard

現代外国人名録2016 の解説

ジャン・ピエール リシャール
Jean-Pierre Richard

職業・肩書
文芸批評家,作家 元パリ第4大学教授

国籍
フランス

生年月日
1922年7月15日

出生地
マルセイユ

学歴
エコール・ノルマル・シュペリウール

経歴
教授資格取得。英国、スペインなどで文学を教えたのち、帰国しパリ第4大学教授となった。1954年の第1評論集「Littérature et Sensation(文学と感覚)」以来、テーマという意味単位を設定して作品を理解するという“テーマ批評”の方法に基づくエッセイを書く。隣接諸学の方法を柔軟に適用して19世紀・20世紀のフランスの詩人、作家を幅広く扱った。また、プーレ、ロラン・バルトらと共に“新批評”の一翼を担った。主な著書に「詩と深さ」(’55年)、「マラルメの想像的宇宙」(’61年)、「現代詩11の研究」(’64年)、「シャトーブリアンの風景」(’67年)、「ロマン主義研究」(’71年)、「プルーストと感覚界」(’74年)、「バルト、最後の風景」「ミクロレクチュール」(全2巻,’79年・84年)、「セリーヌ嘔吐」(’80年)、「フローベルにおけるフォルム創造」など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

ジャン・ピエール リシャール
Jean-Pierre Richard


1922 -
フランスの批評家。
パリ大学教授。
マルセイユ生まれ。
高等師範学校出身で、イギリスなどで文学を教え、帰国後、パリ大学教授。「文学と感覚」(1954年)以来、一貫してテーマ批評の方法に基づくエッセイを書く。文学作品を創造の根源において捉えようとする批評法を取り、言語冒険を通じて、創造世界がどのように形成されていくかという作品創造のプロセスを探求しながら、それぞれの小説家、詩人に固有の文学空間を描き出そうとした。著書に「マラルメの想像的宇宙」(’61年)、「シャトーブリアンの風景」(’67年)、「ロマン主義研究」(’71年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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